会報こぶし連載

№51【新 ふるさと自慢】山口県

2013年1月29日

■ 全国最多の9人の首相と280年間不落を誇った橋

■ 明治維新で討幕運動をリード  

 山口1.JPG
 初代内閣総理大臣を務めた、若かりしころ

の伊藤博文  提供:山口県立博物館

 内閣総理大臣は、初代から数えると現在までに62人がその職に就いています。実は山口県は、都道府県別で最も多い9人を輩出しています。その9人とは、伊藤博文、山縣有朋、桂太郎、寺内正毅、田中義一、岸信介、佐藤栄作、安倍晋三、菅直人です。

 このように多くの内閣総理大臣が誕生しているのには理由があります。

まず、幕末に長州藩士だった吉田松陰が主宰した私塾「松下村塾」が開かれ、身分の区別なく学ぶことができたおかげで、高杉晋作や久坂玄瑞といった優秀な人材を数多く生み出しました。近代日本の礎を形作った伊藤博文や山縣有朋も末弟に名を連ねています。

 そして、明治維新の際に現在の山口県の一部だった長州藩が薩摩藩(現在の鹿児島県)と薩長同盟を結んで討幕運動をリードし、両藩の出身者が明治政府の中枢を担ったことが大きいと言えます。

 山口県では、日常会話の中で政治の話題がのぼることが多いのも、このような歴史的な背景が影響しているのかもしれません。

 

 

 

 

■ 5連アーチで流されない橋に 

 山口2.JPG
 橋のデザインは中国の石橋を参考にした

提供:岩国市

岩国市の錦川にかかる錦帯橋は、延宝元(1673)年に岩国藩の3代藩主・吉川広嘉が創建しました。日本を代表する木造橋として知られており、周囲の景観と相まって、四季折々に美しい姿を見ることができます。

 岩国藩を治めた初代藩主・吉川広家は岩国城を築城した際、錦川を天然の外堀とした守り重視の城下町を造りました。川の内側に役所や上級武士、対岸に中下級武士や町民の居住区を置いたため、川幅200mの錦川に橋をかけることは必要不可欠だったのです。

 しかし、暴れ川だった錦川にかけられた橋は、何度も流されてしまいます。そこで、吉川広嘉は「流されない橋を造りたい」と決意し、研究を重ねて完成したのが現在の橋の形でした。

その最大の特徴は5連アーチにあります。頑丈な組木の技法を用い、橋上からの圧力で強度が増す仕組みで、現代の橋梁工学の観点からみても利にかなった構造をしています。昭和25(1950)年 に台風による大増水で流失するまで、約280年間、不落を誇りました。現在の橋は4代目に当たります。  

 山口県・田中一美さん-2.jpg

 

田中 一美

 (大学・土木・51年)

 ●山口支部

 活動内容…こぶし会山口支部総会、全国一斉ボウリング大会

 所属会員…90

 

こぶし会概要

  

  こぶし会事務局

  

   〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7番1号
   TEL : 076-294-6375 FAX : 076-294-0886
   E-mail : kobushi@kanazawa-it.ac.jp
  

ご住所に変更はありませんか?

ご住所に変更はありませんか?

Loading...
閉じる
金沢工業大学 金沢工業高等専門学校 いいね部活動なう