会報こぶし連載

№51【新 ふるさと自慢】埼玉県

2013年1月29日

■ 世界最大級の地下放水路と草加せんべい

■ 地下50mにパルテノン神殿?

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  調圧水槽は映画のロケ地としても使われている 提供:国土交通省江戸河川事務所

 

埼玉県東部にある春日部市は、漫画「クレヨンしんちゃん」の舞台として知られ、野原一家が特別住民として登録されています。この春日部市の国道16号直下の深さ50mの場所に、世界最大級の「首都圏外郭放水路」があることをご存じでしょうか。

 この放水路は、1992年に着工し、14年の歳月をかけて2006年に完成しました。総延長約6.3㎞、直径約10mにも及ぶ巨大なトンネルで、首都圏の洪水を防ぐ役割があります。60階建てのビル1杯分の水を貯めることができるほか、1秒間に25mプール1杯分の水を一気に流せる1万4000馬力のタービンを備えるなど、すべてがギネス級です。

特に、地下トンネルから流れ込む水の勢いを調節する調圧水槽は、全長177m、幅員78m、高さ20mの広さがあります。普段は、この巨大な空間に水は一切なく、一般の方も内部を見学できます。重量500トンの巨大なコンクリート柱が59本立ち並ぶ様子は、「地下のパルテノン神殿」と呼ばれており、荘厳さを感じさせます。

 

■ 埼玉三大銘菓のひとつ

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草加せんべいでも店舗によって焼き方や風味に個性がある 提供:草加市

 「パリッ」とした食感としょう油の香ばしさ。煎餅(せんべい)ほど日本人に愛されているお菓子はないでしょう。その代名詞的な存在と言えるのが「草加せんべい」です。日本の文献に煎餅が登場するのは、正倉院に所蔵されている737年ごろの文書『但馬国正税帳』に記されている「いりもちひ」が始まりです。

江戸時代、日光街道の宿場町として栄えた草加は、昔から稲作が盛んな土地でした。地域に住む農家の間では、蒸した米をつぶして丸めて干した堅餅に塩をふって焼き、感触として食べていた風習があります。これが草加宿の茶屋などで販売され、旅人によって全国各地に煎餅が広まったとされます。幕末には、しょう油が普及するようになり、煎餅に塗られるようになりました。

「草加せんべい」の名が知られるようになったのは大正時代のことです。大正天皇をお迎えして川越で実施された特別大演習の際に、埼玉の名産品として煎餅が献上されたのがきっかけです。

 私たち関東人が愛してやまない草加せんべい。老舗の職人が作る手焼き煎餅を皆さんも一度ご賞味ください。

 

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 小林 勝

 (大学・経営・52年)

 ●埼玉支部

 活動内容…関東こぶし会総会、七夕同窓会、全国一斉ボウリング大会

 所属会員…808

 

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